この記事では筆者が実際にjFaxを利用してネット上の口コミや評判を検証した結果と、jFaxの使い方や他社サービスと比較してメリット・デメリットを解説しています。
eFaxの姉妹サービスとして誕生したjFaxはj2 Global Japan有限会社が運営するクラウドFAXサービスで、日本ではeFaxやその他のインターネットFAXと並び人気があります。
jFaxの大きな特徴はeFaxの基本的な機能を引き継ぎながらも利用できる電話番号の種類や機能を制限することで、月額料金を半分に抑えていることです。
毎月取引先と頻繁にFAXでやり取りするようなヘビーユーザーには全く向いていませんが、取引先の都合でFAXを利用する機会が毎月必ずあるという人には向いています。
jFaxとは
jFaxはクラウドFAXで有名なeFAXの姉妹サービスで、eFAXの機能を大幅に制限することで初期費用・月額料金・送信単価・受信単価を安くしたものです。
FAXの送信・受信はメール形式のみとなっており、送信する時は宛先に国番号+送信先のファックス番号+“@jfaxsend.com”を入力することで送信できます。なお、jFaxにはアカウント画面(ユーザーページ)から送信する方法もありますが、専用のスマホアプリというものはありません。
FAXの送信は公式サイトの送信機能を使用するか、利用登録したメールアドレスで使用しているメーラーから送信します。
例:06-1234-5678へ送信する時は下記のように入力します。
メーラーでする場合 送信先: 81612345678@jfaxsend.com
jFaxの特徴的なポイント
jFaxがeFaxの姉妹サービスであることは上述した通りですが、eFaxの機能を大幅に制限したことで具体的には下記のような特徴的な4つのポイントを列挙することができます。
- 初期費用と基本料金が安く月額払いと年払い両方に対応している
- スマホやPCからメール感覚でFAXの送受信ができるがアプリはない
- 複数種類のファイルフォーマットに対応している
- FAX番号は基本的に050番号を利用する
初期費用と基本料金が安く月額払いと年払い両方に対応している
jFaxの基本料金はeFaxほど多機能でないため超格安です。
- 初期費用・・・登録手数料1,100円(税込)
- 基本料金・・・「月払いプラン」月額1,089円(税込)
しかも「年払いプラン」を選択しても年間12,980円(税込)なので月額料金は月平均8円安くなるだけで、気軽に「月払いプラン」を利用することができます。
一般的なクラウドFAXは年払いと月払いで料金が大幅に異なるのが普通ですがjFaxはその点に関して文句なしと言えます。
スマホやPCからメール感覚でFAXの送受信ができるがアプリはない
jFaxをはじめとするクラウドFAXでは各社独自のスマホアプリを利用してFAXの送受信をするケースが多いですが、jFaxにはアプリというものがありません。
jFaxの利用に必要なのはスマホかPCだけで、ブラウザ送信・メール送信ともに対応しています。
- ブラウザ送信・・・アカウントページの「FAXの送信」を利用。
- メールで送信・・・メーラーを使用して送信したいファイルを添付して送信。
複数種類のファイルフォーマットに対応している
クラウドFAXで扱えるファイルの種類は多ければ多いほど便利です。jFaxはPDFならあらゆるタイプに対応していますし、マイクロソフトのオフィスで利用するファイルもほとんどのファイル形式に対応しており、万能タイプであると言えます。
扱えるファイルの種類の多さでは恐らくクラウドFAXでもかなり多い部類に入るはずです。詳細は『jFaxのメールFAX送受信機能について』の項目で後述します。
FAX番号は基本的に050番号を利用する
姉妹サービスのeFaxが多機能で全国の市外局番を選択できるのに対して、jFaxで利用できる番号は03・06・050の3種類だけです。
- 03番号・・・東京の03番号が割り当てられた地域に居住する人のみ利用可能
- 06番号・・・大阪の06番号が割り当てられた地域に居住する人のみ利用可能
- 050番号・・・全国どの地域に居住する人でも利用できるオールマイティーな番号
jFaxのメールFAX送受信機能について
下表はjFaxの基本的な送受信機の概略になります。
送受信はメール形式になるので、送信したいファイルはメールの添付ファイルとして扱います。
そのため、メールの本文に文字を入力すると本文も1ページとして加算されます。
また、送受信に使用するメールアドレスは普段使用しているg-mailのアドレスなど一般的なものが利用できるほか、複数人で同時に受信することも可能です。
なお、0120番号へ発信できない他、050番号へ発信すると送信に失敗するケースもありますが、多くのクラウドFAXのユーザーは050番号の利用者が多いので、試してみないと分からない部分があります。
送信・受信の方法 | メール |
利用できるメールアドレス | 個人のメールアドレスも使用可能 |
複数人で同時に受信 | 可能 |
メールの文言(本文) | FAXの表紙になります |
一斉送信の宛先 | 最大で50件 |
0120への発信 | 不可 |
050への発信 | 不確実 |
G4デジタル回線との送受信 | 一部未対応 |
海外への発信 | 可能 |
海外から受信 | 可能 |
利用できる番号 | 03、06、050 |
ファイルの種類 | バージョン | 拡張子 |
Adobe PDF | 全バージョン | |
Adobe Postscript | 全バージョン | PS |
Adobe Photoshop | バージョン3.0以上 | PSD |
Amiga Interchange File Format (IFF) | Raster Bitmap only | IFF |
CSVフォーマット | 全バージョン | CSV |
CompuServe Graphics Interchange Format | GIF87a, GIF89a | GIF |
Corel Presentations Slide Show | バージョン96以上 | SHW |
Corel Word Perfect | v. 5.x-9, X6 | WPD, WP5, WP6 |
jFax Messenger 用フォーマット | 全バージョン | EFX, HOT |
jFax Messenger 用フォーマット | j2 Messenger | JFX |
Encapsulated Postscript | 全バージョン | EPS |
Hypertext Markup Language | hrefタグをベース としたHTMLのみ | HTML, HTM |
JPEG | 全バージョン | JPG, JPEG |
Microsoft Word Template | Windows: v.97, 2000 2003, 2007, 2010, 2013 Mac: v.4, 5.x, 95, 98 | DOT, DOTX |
Microsoft Works Word Processor | v.4.x, 5, 6, 7, 8.x, 9 | WPS |
Microsoft Excel | 97-2013 | XLS, XLSX |
Microsoft PowerPoint | 97-2013 | PPT, PPTX |
Microsoft Publisher | 97-2013 | PUB |
Microsoft Word | Win: v. 95-2013 Mac: v. 4-98 | DOC, DOCX |
OpenDocument Drawing | 全バージョン | ODG |
OpenDocument Presentation | 全バージョン | ODP |
OpenDocument Spreadsheet | 全バージョン | ODS |
OpenDocument Text | 全バージョン | ODT |
PC Paintbrush Graphics (PCX) | 全バージョン | PCX |
Plain Text | 全バージョン | TXT, DOC, LOG ERR, C, CPP, H, SRC |
Portable Network Graphics (PNG) | 全バージョン | PNG |
Quattro Pro | バージョン6以上 | QPW, WB1 WB2, WB3 |
リッチテキスト形式 | 全バージョン | RTF |
StarOffice Drawing | All versions | SXD |
StarOffice Presentation | All versions | SXI |
StarOffice Spreadsheet | All versions | SXC |
StarOffice Text Document | All versions | SXW |
Tagged Image File Format (TIFF) | 全バージョン | TIF, TIFF |
Truevision Targa Format | 全バージョン | TGA |
Visio Drawing | v.3 and above | VSD, VSDX |
Windows Bitmap | 全バージョン | BMP |
Word Perfect Graphics | バージョン2.0以上 | WPG |
jFaxの使い方
クラウドFAXにはメールで送受信するタイプと専用アプリやブラウザを利用して送受信するタイプに分かれますが、jFaxはメールで送受信するタイプです。
また、メールで送受信する場合、g-mailや普段使用しているメーラーを使用できますが、公式サイトに自分のアカウントでログインして専用のメーラーを使用する方法もあります。
どちらでも利用できますが、利便性の上では公式サイトのほうが使い勝手が良いというのが筆者の印象です。
下記はjFaxの公式サイトに自分のアカウントでログインした時のトップページです、よく使う4つのメニューは大きなアイコンで表示されています。
- ファックスの表示 送受信したFAXの履歴やステータスを確認できます。
- ファックスの送信 このメニューからFAXを送信できます。
- アカウントの更新 登録情報の変更などはこのメニューで行います。
- ヘルプ 分からない手順はヘルプを参照します。
次項からjFaxで送信する方法や受信を確認する方法について具体的に解説していきます。
jFaxで送信する方法
jFaxはアカウント画面の「FAXの送信」機能を使ってメールFAXを送信する方法と、g-mailなど既存のメーラーを使用して送信する方法の2パターンが可能となっています。
アカウント画面の「ファックスの送信」で送信する方法
下記は冒頭で紹介した「ファックスの送信」機能を使って実際に送信している様子です。
これは筆者が使用しているMOVFAXのFAX番号宛てに送信した時の内容で、添付ファイルにExcelファイルを指定しています。
「Fax送信」をクリックすると画面が変わって送信が開始されますが、この段階では送信が完了したか否か確認することはできません。
このメッセージは送信作業を開始したことを伝えるだけのメッセージなので、実際に送信を完了したかどうかは完了通のメールを受信するか、「ファックスの表示」メニューを見て「送信済み」の一覧に該当するものがあるか否か確認する必要があります。

jFax「ファックスの送信」で送信した時のメッセージ
g-mailなど作業環境のメーラーで送信する方法
下記は筆者がg-mailを使用してjFaxから複合機のFAXへエクセルファイルを送信した時の画面をキャプチャーしたものです。
メール送信フォームの宛先に相手のFAX番号を入力して、最後に”@jfaxsend.com”を付け足します。
添付したいファイルを選択して送信ボタンを押せば完了です。

Gメールの送信画面
送信履歴の確認は使っているメーラーでも確認できますし、公式サイトのメーラーでも確認できます。
送信履歴や受信履歴に関しては、使っているメーラーと公式サイトのメーラーで情報が共有されるので、どちらの履歴を見ても確認することが可能です。
送信の結果を確認する方法
メールFAXを送信しても正常に送信が完了したかどうかすぐに分かりません。
メールFAXの送信状況を確認する方法は「送信完了の通知メール」を受信する方法と公式サイトの「メッセージセンター」で確認する方法の2パターンあります。
送信完了の通知メールで確認する方法
送信が正常に完了した場合、メールFAXを送信してしばらく経つとjFaxから”○○宛のFAXを送信完了しました[件名:○○〕”というタイトルのメールが来ます。
下記は受信したメールの文面ですが、送信にかかった時間が秒単位で記載されています。jFaxはデータを送信する際、60秒ごとに1ページ加算するシステムになっているので、下記のように3ページで382秒かかったということは、3ページだけの料金では済まないことになります。

送信完了の通知メール
メッセージセンターの「送信済み」一覧から確認する方法
「ファックスの表示」メニューを開くとメッセージセンターというページに遷移します。
このページでは受信履歴・送信履歴を確認ことができます。
下記は筆者がMOVFAXへ送信した履歴を示すメッセージです。
メッセージの送信時間と受取人から該当するものかどうか判断し、ステータスが下記のとおり「送信完了」になっていれば間違いなく送信されています。
送信に失敗した場合のメール通知の内容
もしも送信に失敗すると、”○○宛のFAXを送信完了できませんでした[件名:○○〕”というタイトルのメールが来ます。下記は試しにクロネコFAXの0570番号へ送信した時のものです。
なお、送信に失敗するとメッセージセンターの「送信済」の一覧に「失敗しました」というステータスでメッセージが表示されるので、そちらを見て確認することもできます。

送信に失敗したことを通知するメール
jFaxで送信できない理由と対処方法
jFaxで送信できない理由は大きく分けて2つあります。
- 0120番号や050番号などjFaxで送信できない相手へ送信しようとした場合
- FAXを送信する際の宛先の入力方法に誤りがある場合
0120番号や050番号、G4回線への送信
jFaxは相手のFAX番号が0120ではじまる番号の場合送信できない仕組みになっています。
また、050番号も確実性が担保されていません。ただし、筆者の経験上jFaxとその他のクラウドFAXと送受信を実験した経験がいくつかりますが、今のところクラウドFAX同士の送受信は050番号でやりとりしていますが問題ありません。
下記は送信に成功した実験結果の一例です。
- jFax→MOVFAX
- MOVFAX→jFax
- 秒速FAX→jFax
- 秒速FAX→MOVFAX
この他、jFaxからG4回線のFAXに送信することもできない仕組みになっています。G4回線はG4規格とも呼ばれISDN回線のみ対応していますが、近い将来廃止されることが決まっている企画です。
FAXを送信する際の宛先の入力方法
jFaxで送信に失敗する理由で最も多いのはメールFAXとブラウザFAXで宛先の入力の仕方が間違っている場合です。
- メーラーでメールFAXを利用・・・宛先:相手のFAX番号+”@jfaxsend.com”
- アカウントページの「FAXの送信」を利用・・・宛先:相手のFAX番号のみ
送信できない時はアカントページから送信しようとしているのに相手のFAX番号の末尾に”@jfaxsend.com”を記述していたり、逆にメーラーで送信しようとしているのに末尾に”@jfaxsend.com”が記入されていない場合が考えられます。
筆者の場合、送信できなかった理由は上記の理由だけです。両方使っていると混同することがあるのは事実です。
jFaxで受信する方法
jFax号宛に送信されたデータはメールで受信して添付ファイルにPDFとして保存されます。
複合機からjFax宛にFAXを送信するとjFaxのユーザーに下記のようなメールが届きます。

jFax受信確認メール
メールの文面を見る限り正常に届いていない可能性もあるようなことを書いていますが、実際はちゃんと添付ファイルはPDFファイルとして届いていました。
受信メールの下部に正常に届いたPDFファイルのイメージが表示されています。
Adobe Acrobat ReaderがインストールされたPCでメールに添付されたPDFファイルをクリックすると、PDFファイルをAdobe Acrobat Readerで表示できます。

受信確認メールの下部に表示された添付ファイルのイメージ
下記はAdobe Acrobat Readerで表示した受信ファイルです。
左上に送信日と時間、右上に送信した枚数が印字されます。
ちなみにこれは県民共済の案内のチラシをテスト送信用のサンプルに使ったもので、コンビニで50円で送信しました。

Adobe Acrobat Readerで表示した受信ファイル
正直なところ、かなり綺麗に再現されていて驚きました。
これはB5サイズよりちょっと大きめのチラシでしたが、複合機に読み込ませた部分は完璧といってよいほど見事に再現されてPDFに変換されています。
jFaxからクロネコFAXへ送信してはいけない
知らない人もいるかもしれないので付け加えますが、jFaxからクロネコFAXへ送信してはいけません。
jFaxからクロネコFAXのサーバーに正常に送信することは可能ですが、クロネコFAXはデータを受け取っても受信する時に必要になる「文書番号」をjFaxには返信しません。
これはjFaxだけに限ったものなのか、クラウドFAXやインターネットFAX全般に言えることなのか、今後検証する必要がありますが、少なくとも筆者は何度もjFaxからクロネコFAXへ送信してjFaxから「送信完了しました」というメールを受け取っていますし、メッセージセンターで「送信完了」のステータスを確認できているにも関わらず、クロネコFAXから文書番号が返信されたことはありません。
また、クロネコFAXは電話対応に応じてくれませんので、送信料が無駄になるだけです。つまり、知らずに送信してしまったとしても、コンビニで受信することはできないので注意して下さい。
jFaxの料金プラン
登録手数料 | 1,100円 |
利用料 | 月額プラン 1,089円/月 年払いプラン 12,980円/年 |
送信 | 100枚まで 無料 101枚から 11円/1ページ 60秒ごとに1ページ加算 |
受信 | 50枚まで 無料 51枚から 11円/1ページ |
送信対応ファイル | エクセル、ワード |
受信形式 | |
決済方法 | クレジットカード決済 |
jFaxを他社サービスと比較
jFax | eFAX | メッセージプラス | MOVFAX | |
初期費用 | 1,100円 | 1,100円 | 0円(年払い) | 0円 |
月額料金 | 1,089円 (月額プラン) | 1,980円 | 871円 | 1,078円~ |
送信 | 100枚まで 無料 101枚から 11円/1ページ 1ページ加算/60秒 | 150ページまで 無料 151ページから 11円/1P | 16円/枚 | 8.8円/1回 |
受信 | 50枚まで 無料 51枚から 11円/1ページ | 150ページまで 無料 151ページから 11円/1P | 0円 | 1000枚まで 無料 1001枚から 8.8円/回 |
jFaxの料金設定の良し悪しは比べるサービスによって異なります。
★eFAXと比べた場合
上表を見れば分かりますが、jFaxはeFAXよりも送信・受信ともに無料で利用できる上限が少なくなっていますが、月額料金は約半額まで安くなっています。
このことから、jFaxは無料で利用できる上限が少ないため、FAXの使用頻度がeFAXよりも少ない人に有利なサービスだと言えます。
★メッセージプラスと比べた場合
メッセージプラスは初期費用も受信料も0円なので受信頻度の多さではjFaxを利用するより有利ですが、送信料が高めに設定されています。
送信頻度・受信頻度ともに偏りのない人はeFAXよりもjFaxが向いています。
★MOVFAXと比べた場合
MOVFAXは受信料が1000枚まで無料で送信料も平均的な価格です。
jFaxは無料送信の上限が100ぺージ、無料受信の上限が50ページなので、送信頻度・受信頻度ともにjFaxの無料の上限を超える可能性が高い人はMOVFAXのほうが有利です。
jFaxの口コミと評判
良い口コミ
日本法令の行政書士の会員サイト退会しました。ポケットWi-Fi契約したのでスマホ代落とすのにpovo2.0に加入しました。EFAXを解約し安いプランでJFAXへ切替し、freeeを退会してコストカットしました。その代わりトリニティラボの会費が増えるのでトントンです。相続分野参入を半年後にします。
— 笠原武@税理士/行政書士/経営革新等支援機関/事業再生アドバイザー/合同会社笠原代表社員 (@saisaitakesi) May 31, 2022
うちはjfaxっていうのを使っていますが出先でPCでもiPadでもスマホでも送れますよー
データはクラウドから引っ張ってくれば大丈夫ですし、きたFAX goodnoteとかで書き込んでFAXすることも可能です— 信吾@訪問看護 (@houkan_shin) June 8, 2021
JFAXとかパソコンで完結するサービスありますよ。月額1,000円くらいで。
会社によっては06の番号も取れます。
FAX DMでよくやってるので重宝してます。外出先でも見れるので。— 植松 将義 (@uematsu_m) May 23, 2019
HPがない遠方のお店に問い合わせるためにjFAXというネットで送れるFAXみたいなのを導入しましたよ…
FAXを送るだけならコンビニでもできるけど受信するとなるとコンビニでは手間だからね— さぎりの (@sagirino2) August 14, 2017
悪い口コミ
jFaxというサービスで2ページFAX送信したんだが、送信に614秒かかった。有料版なら10ページ分の料金らしい。スキャナの代わりに写真撮ったやつを送信しようとしたら1MBしか無理っていうからわざわざ別の軽量化アプリインストールして軽くした結果がそれ…送信前に軽量化処理かけられる機能つけてくれ…
— ごまめしお (@nrcsnarcissus) October 28, 2018
つか複合機にしろプリンタにしろ、A3対応になるだけで値段が5~10倍に跳ね上がるのなんの陰謀じゃよー(‘A`)
そのくせjfaxとかFAXメール転送サービスはA4までしか対応してないし。— Fugal_Snd_Prd (@FugalSndPrd) September 10, 2020
jFaxのメリット・デメリット
メリット
jFaxは送信頻度か受信頻度のどちらか一方が多くなる人には向いていません。
月間の使用頻度が少ない人の場合、規定の無料範囲内に収まるので実質的な費用は月額料金だけで済みます。
jFaxのメールFAX送信システムは特定のメールアドレスに依存しないので、プライベートで使用している携帯・スマホのメールアドレスでもPCのメールアドレスでも問題なく送信できます。
jFaxの機能はそれほど多くはないですが、一度に最大で50件の宛先に送信できるのは非常に便利です。
jFaxは最短で1カ月の利用から開始できます。他社サービスのように最低契約期間が定められておらず基本料金も安いので、気軽に試すことができます。
デメリット
jFaxは送信頻度・受信頻度いずれか一方が多い人には向いていません。
jFaxは無料で利用できる上限の範囲内で利用するとコスパが良いですが、どちらか一方の頻度が多くなるとコストが膨らむ可能性があります。
jFaxでデータを送信すると1ページごとに従量課金されますが、それとは別に60秒ごとに1ページカウントされるシステムになっているため、受信するのに時間がかかると料金が高くなります。
送信に要する時間はメールに添付するファイルの容量と大きな関係があるので、大容量のファイルほど時間が長くなります。
たった2ページ送信するだけで360秒かかる場合もあるので、無料で送信できる上限に到達するのは予想より早くなるはずです。
実はjFaxに限らず、クラウドFAXで送信したデータはコンビニのクロネコFAXで受信できません。
クラウドFAXを利用してクロネコFAXの番号へデータを送信しても「文書番号」が付与されません。ところがクロネコFAXは「文書番号」なしでは受信できない仕組みになっています。
jFax→クロネコFAXは送信作業だけは正常に完了してしまうので、知らない人は要注意です。jFaxからクロネコFAXへ送信しても送信料だけ発生してコンビニで受信することはできません。
jFaxの申し込み方法
jFaxの申し込みは公式サイトの「お申込みはこちら」から手続きを進めます。
公式サイトでの手続は大きく分けて4ステップになります。
ステップ1 jFax番号を選択
下の画像の通り、プルダウンメニューから自分が利用したい番号を選択します。
03、050、06の中から自分の好みの番号を選択できます。
03、050、06のいずれかを選択すると、次に下4桁を選択します。
下4桁は空いている番号がランダムに表示されるので、もしも気に入った番号が表示されなければ、「再検索する」のボタンを押して別の番号を選択することも可能です。
ステップ2 名前・メールアドレスの入力
ステップ2では名前とメールアドレスを入力します。
ここで入力した名前は誤字がないよう気を付ける必要があります。
後で本人確認をする時に身分証明証の画像をアップロードしますが、ステージ2で入力した名前と身分証明証に記載された名前が異なっていると手続きが進まず利用できません。
名前は必ず誤字がないよう正確に入力して下さい。
メールアドレスは無料で作成できるGメールのアドレスでもOKです。
ステップ3 住所・支払い情報の入力
ステップ3では自分の住居の住所を郵便番号も含めて全て記入します。
この際、郵便番号はハイフンで区切って入力して下さい。
下記のようにハイフン無しで入力するとエラーメッセージが表示されて手続きが進まなくなります。
続けて決済い使用するクレジットカードの情報を入力します。
画像に表示されている通り、VISA・MASTER・JCBなど一般的なカードが使用できます。
また、特に指定しなければ「月払いプラン」が選択されますが、「年払いプラン」を利用したい人は右上のタブをクリックして「年払い」を選択することも可能です。
ステップ4 最終確認
ステップ3まで必要事項を入力すると、ステップ4は最終確認となります。
これで公式サイトでの申し込み手続きは完了です。
本人確認書類のアップロード
この後、ステージ2で入力したメールアドレス宛にjFaxからメールが届きます。
届いたメールには本人確認書類をアップロードするためのページに遷移するリンクが貼られているので、リンク先のページで本人確認書類の画像をアップロードします。
本人確認の書類は運転免許証やマイナンバーカードが利用可能ですが、筆者は運転免許証の表・裏をスマホで撮影した画像をアップロードしました。
注意点として、マイナンバーカードや個人番号カードの画像をアップロードする場合、個人番号が記載されている側は利用できません。例えば、筆者の手元にある個人番号カードは裏面に個人場号が12ケタ印字されていますが、この個人番号カードは裏面の画像をアップロードすると本人確認の手続で失敗します。
「jFaxへようこそ」のメールが届くと利用可能
無事に本人確認が成功するとjFaxから「
「jFaxへようこそ」のメールが届いた段階でjFaxを正式に利用することが可能となります。
下記は実際に届いたメールのキャプチャーです。重要な部分は赤字で書き換えています。

jFaxへようこその解説画像
赤枠で囲った箇所に重要な項目が3点記載されています。
jFaxログインID | jFax公式サイトでログインする際に必要なアカウントに該当します。 |
PINコード(暗唱番号) | jFax公式サイトでログインする際に必要なパスワードに該当します。 |
jFax番号 | FAXでデータの送受信をするのに必要なFAX番号に該当します。 |
なお、1週間くらい経つとjFaxから住所確認のため下記の返信不用のハガキが届きます。
このハガキの到着をもって住所確認が正常に完了したことになります。
jFaxの解約方法
jFaxを解約する方法は電話で解約を伝える方法しかありません。
自分のIDとパスワードでログインしたアカウント画面(ユーザーページ)には解約に関するメニューはありません。
ただし、下記のテクニカルサポートは平時のみ日中のみ対応しているので、電話で解約を申しむことが可能です。
テクニカルサポート:03-6758-0852
月曜~金曜 9時~17時 (平日のみ・祝日、祭日は非対応)
まとめ
eFaxの機能を制限して月額料金が半額になったjFaxですが、利用できる電話番号が03、06、050であることから、恐らく都市部ユーザー層を狙っていることが予想されます。
電話番号を選ぶにあたり上記の03・06以外の地方の市外局番が欲しいという人は月額料金が高くなりますがeFaxを利用した方が良いでしょう。
もしも050番号でも良いのなら、使用頻度がそれほど多くない前提でjFaxは毎月1000円程度の基本料金を払うだけで済むので重宝できます。
jFaxは毎月大量のデータを送受信するヘビーユーザーよりも、最低限いつでもどこでもFAXでやり取りできる手段を持っておきたいという人に向いています。
なお、秒速jFaxの他にもクラウドFAXに興味のある方は下記の関連記事が参考になります。
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