この記事ではDMMバーチャルオフィスの口コミや評判について紹介するとともに料金プランを他社と比較し、DMMバーチャルオフィスを利用するメリットやデメリットについて考察した結果を紹介します。
結論から言うと、ネット上のDMMバーチャルオフィスの口コミや評判は高評価が多かったです。そして肝心おすすめプランはどれかと言いますと、月額660円の『ネットショップ支援プラン』と月額2,530円の『ビジネスプラン』だと断言します。
『ネットショップ支援プラン』は国内最安値であるだけでなく郵便転送にも一部対応している優れものです。そして『ビジネスプラン』は大都市の住所を登記利用できる他社プランと比較すると料金・内容ともに最安水準です。
DMMバーチャルオフィスは利用する住所が目的通りならベストチョイスになりますが、そうでないなら他社サービスのほうがコスパが良い場合もあります。要は利用する住所次第ということです。
名古屋・梅田・福岡天神の3カ所で登記利用が目的ならDMMバーチャルオフィスで間違いないでしょう。
DMMバーチャルオフィスの口コミ評判は上々
2022年8月7日現在、Googleマップに寄せられた口コミは9件確認できました。星の平均値は4.8で、かなりの高評価を得ています。
DMMバーチャルオフィス銀座店の口コミ
対応が親切でレスポンスも早く、また郵便物スムーズに受け取ることができるのでとても気に入っております。出典:グーグルマップ
初期コストを抑えられて助かってます!TwitterでもいくつかDMMバーチャルオフィス関連のツイートが見つかりました。
出典:グーグルマップ
すごく便利に利用させていただいてます。
出典:グーグルマップ
Twitterでみつかった口コミ
バーチャルオフィスの申し込み終わった
まずは個人で申し込んで、法人登記後に法人名に切り替える模様
月額500円のバーチャルオフィス青山は魅力的だったけど、よろしくないクチコミが散見されたので DMM バーチャルオフィスにした(月額2500円)
利益出るようになったらプラン上げる
ちゅう (@chuprod) March 1, 2022
ラクスルから名刺届いた?。やることまだ沢山ある。
法人登記が完了したらやること(メモ)
DMMバーチャルオフィスの法人切り替え
税務署に届け出
都道府県税事務所に届け出
年金事務所に届け出
法人口座の開設
法人クレジットカードの申し込み
商標登録ちゅう (@chuprod) March 16, 2022
法人成りの際に登記する住所のために、DMMバーチャルオフィスに申し込みました。
支払い後に住所はわかるけど、さてどんな住所でしょうか。#バーチャルオフィス#起業 #法人設立U16 (@u_qomop_u) December 15, 2021
DMMはなにしろ知名度が高いので、新サービスを開始してすぐ多くの人の注目を集めたみたいです。悪い口コミは一切見当たらず、格安バーチャルオフィスから引っ越してきた人や、既に法人登記して忙しくなっている人もいるようで、盛況な様子が伺われます。
なお、新しい口コミが見つかったらどんどん紹介していこうと思います。
紹介コード 【KHL967】
DMMバーチャルオフィス 公式サイト
DMMバーチャルオフィスの料金プラン
DMMバーチャルオフィスの基本プランは3種類、利用できる住所は4店舗です。
DMMバーチャルオフィス料金プラン
紹介コード 【KHL967】
DMMバーチャルオフィス 公式サイト
表の○×を見ただけでは釈然としない点もあると思いますので、各プランの詳細についてもう少し説明します。
各プランの項目を一覧で見比べてみるとよく分かりますが、ネットショップ支援プラン登記利用できません。
ネットショップ支援プランはECサイトでの利用を想定したプランだからです。
なお、ネット支援プランで利用できる住所は特定商取引法だけでなく、特定電子メール法(特電法)にも対応しているので、メルマガを活用したマネタイズにも活用できます。
ライトプランは銀座店・渋谷店だけのプランで、支店登記専用のプランで、他の店舗では取り扱っていません。
また、ライトプランには郵送物の転送サービスが付帯されず、本店登記することもできません。想定外の郵送物が届いた場合も全て処分されます。
基本的に、借りた住所を法人登記して利用するならこのプランの利用がメインになります。
法人登記した住所で法人口座を開設すると必ず重要書類が送られてくるので、法人口座まで開設する予定がある人はビジネスプラン一択になります。ビジネスプランは銀座の住所だけ料金が月額2,970円に設定されています。
店舗ごとの取り扱いプランと月額料金・最低契約期間
DMMバーチャルオフィスは店舗ごとに用意されているプランが異なっており、月額料金は契約期間によってだいぶ変わります。
また、3種類ある料金プランの全てに固定電話の利用を追加することができますが、固定電話の追加料金は一律月額2,200円となっています。
下記に、契約期間ごとの各店舗の料金プランと月額料金をまとめてみました。
◎銀座店
*銀座店のみビジネスプランの料金が他店よりも高くなっています。
◎渋谷店
◎名古屋店・梅田店・天神店
表で一覧にして見ると分かりますが、ビジネスブランの料金が銀座だけ他の店舗と異なることが分かります。
1年契約・半年契約・短月契約のいずれの場合も、ビジネスプランだけは全ての店舗で契約できますが、
その他のプランは店舗と契約期間の違いで契約できるプランとできないプランがあるので、十分確認して下さい。
なお、銀座のみビジネスプラン・ライトプランの料金が多店舗より高めに設定されています。
紹介コード 【KHL967】
DMMバーチャルオフィス 公式サイト
DMMバーチャルオフィスの紹介コードの使い方
DMMバーチャルオフィスの紹介コードはアルファベットと数字の組み合わせで用意されています。
入会時、公式サイトの『お申し込み』から手続きを進ますが、ページがSTEP1~STEP6に分かれています。
紹介コードは、最後のSTEP6の最下段にある『紹介コード』の欄に入力すると利用できます。紹介コードを利用すると初月の月額料金が無料になりますが、1年契約の場合に限ります。
DMMバーチャルオフィスの銀行口座の開設実績
DMMバーチャルオフィスを利用する目的は人によって異なると思われますが、会社を設立することが目的の場合はDMMバーチャルオフィスの住所で設立登記をする必要があります。
設立登記が無事に完了すると取引に必要な法人口座の開設をするのが普通ですが、DMMバーチャルオフィスはみずほ銀行・住信SBIネット銀行の2行と業務提携しており、積極的に利用することを勧めています。
ただし、どの銀行で法人口座を開設するかは利用者の自由なので、皆さま様々な銀行で法人口座を開設されているようで、DMMバーチャルオフィスで紹介されていない銀行でも法人口座の開設に成功していることが確認できます。
下記にDMMバーチャルオフィスを利用した法人口座の開設実績を一覧で紹介します。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- 住信SBIネット銀行
- PayPay銀行
- 楽天銀行
DMMバーチャルオフィスで利用できる資金調達支援
DMMバーチャルオフィスは株式会社Solabo(ソラボ)と業務提携しています。ソラボ自体は資金を融通する会社ではなく、元銀行員など融資の経験を持つアドバイザーが融資を得るためのサポートをする会社で、経済産業省の経営革新等支援機関に認定されている企業です。
ソラボの利用方法は月額会員型と成功報酬型の2種類で、ソラボのサポートにより融資を得られた暁には手数料や顧問料を払う必要があり、金融機関からの融資だけでなく助成金や補助金の相談にも対応しています。
ソラボは融資の獲得実績4500件以上、全国対応で各都道府県の税理士を紹介できる体制も整えているため、住んでいる場所に関わらず相談することが可能です。
なお、DMMバーチャルオフィスの利用者がソラボ経由で資金調達に成功すると、DMMポイントを10,000円分プレゼントされます。DMMポイントの詳しい使い方については『はじめてのDMMポイント』が参考になります。
DMMバーチャルオフィスのライトプランを他社サービスと比較
DMMバーチャルオフィスの料金プランの良し悪しを判断するためのひとつの目安として、他社サービスとの比較は有効な判断材料となります。
また、比較対象はサービス内容や料金が同じか近いほうが違いが分かり易いので、①月額料金が同一の他社サービス、②サービス内容に重なる部分が多い他社サービス、上記2点を意識して選択しました。
DMMバーチャルオフィスのライトプランをレゾナンス・GMOと比較
DMMバーチャルオフィスの『ライトプラン』をレゾナンスの『ビジネス応援プラン』及びGMOオフィスサポートの『月1転送プラン』と比較してました。
月額料金が同一価格に設定された3社を比較することで、DMMバーチャルオフィスの『ライトプラン』を評価するための判断材料を得ることができます。
この表を見れば一目瞭然ですが、DMMバーチャルオフィスだけ郵便物の転送サービスが付帯されておらず、レゾンナンスとGMOオフィスサポートのどちらにも劣ります。
その理由は明白で、DMMバーチャルオフィスのライトプランは支店登記専用の限定プランで、本当のおすすめプランは銀座・渋谷・梅田・天神の全ての店舗で利用できるビジネスプランだからです。
それを理解するにはDMMバーチャルオフィスの『ビジネスプラン』さらに別の他社サービスも交えて比較する必要があります。
DMMバーチャルオフィスのビジネスプランをGMO・パルミールと比較
DMMバーチャルオフィスのビジネスプラン(月額2530円)の長所を理解するには、ビジネスプランで利用できる住所がほぼ一致する他社サービスと比較する必要があります。
比較対象を色々と吟味した結果、DMMバーチャルオフィスの『ビジネスプラン』の比較対象は、GMOオフィスサポートの『週1転送プラン』とパルミールの『基本プラン』が最適だと判断しました。
DMMバーチャルオフィス | GMOオフィスサポート ![]() | パルミール | |
プラン名 | ビジネスプラン | 週1転送プラン | 基本プラン |
用途 | 本店登記 | 本店登記 | 本店登記 |
デポジット 保証金 | 5,000円 | 0円 | 11,000円 |
入会金 | 5,500円 | 0円 | 5,500円 |
月額 | 2,530円~ | 2,750円 | 1,980円 |
郵便物の転送 | 週1回 | 週1回 | 週1転送オプション 月額550円 |
到着確認 | 会員サイト | LINEで通知 | ✖ |
転送費用 | 実費負担 | 無料 | ✖ |
電話転送 | ✖ | ✖ | ✖ |
登記利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
法人口座の開設 | 〇 | 〇 | 〇 |
銀行紹介制度 | ◎ | ◎ | ✖ |
利用できる住所 |
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公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
★DMMが一番の理由をもう少し詳しく説明すると
- GMOオフィスサポートは銀座を除くと料金面で僅かにDMMバーチャルオフィスよりも高くなる。
- パルミールは基本プランに郵便転送サービスが付帯されず、転送オプションを追加するとDMMバーチャルオフィスのビジネスプランと同じ月額2,530円になる。
DMMバーチャルオフィスのビジネスプランは東京を含む関西・九州の大都市を網羅した格安プランの中では最安のプランを提供できています。
GMOオフィスサポートはDMMバーチャルオフィスで利用できる住所をほぼ全て網羅していますが、銀座を除いてDMMバーチャルオフィスのほうが安く利用できます。
パルミールはDMMバーチャルオフィスと同等のサービスをDMMバーチャルオフィスと同額で提供していますが、銀行を始め、事業運営で役に立つ関連企業との提携関係が一切ありません。
レゾナンスの月額1,650円『ビジネスプラン応援プラン』はどうなのかという疑問を持たれる方もいると思われるので付け加えますと、レゾンナスは都内4カ所と横浜だけの事業展開となっており、全国の主要都市をカバーできていません。
つまり、都内だけでなく日本の主要都市の住所を月額2,530円で、しかも登記利用が可能なプランを格安で提供している点はレゾンナスより勝っているのです。
GMOオフィスサポートにも月額1,650円や2,200円のプランはありますが、郵便物の転送頻度が月1や隔週になり、週1回の転送頻度で比較するとやはりDMMバーチャルオフィスのほうがコスパで勝ります。
なお、比較対象に選んだレゾナンス・GMOオフィスサポート・パルミールの料金プランについてより詳しく知りたい方は、下記の関連記事も合わせて読まれると参考になります。
紹介コード 【KHL967】
DMMバーチャルオフィス 公式サイト
DMMバーチャルオフィスを利用するメリット
メリット1 みずほ銀行・住信SBIネット銀行と提携・法人口座の開設が圧倒的に有利!
メリット2 渋谷・名古屋・梅田・福岡天神の住所を660円から利用できる
メリット3 登記利用+郵便転送サービス+一等地で考慮すると一番安い
メリット4 コンプライアンスを重視している
DMMバーチャルオフィスを利用するデメリット
デメリット1 店舗によって利用できないプランがある
デメリット2 ネットショップ支援プランと固定電話セットの料金が高い
デメリット②の解決策については、次項で私が個人的に具体的な解決策を提案します。
DMMバーチャルオフィスで固定電話を利用しない独自アレンジの方法
DMMバーチャルオフィスの料金プランのなかで突出して目立つのはネットショップ支援プランです。月額660円で住所利用できて郵便転送に対応している点は他社サービスよりも大きなアドバンテージがあると言えます。
ところが、ネットショップ支援プランを利用するうえでどうしてもネックになるのが電話番号の問題です。
DMMバーチャルオフィスには電話番号の利用が必要な人のために『固定電話セット』という電話転送サービスが付帯されたプランが別途用意されていますが、固定電話の月額料金は一律で月額2,200円となっています。
住所利用だけのネットショップ支援プランに固定電話を付け足すと月額3,190円になるため、電話番号はプライベートの番号で済ませてしまう人も多いでしょう。
しかし、なんとかして電話番号だけを安く取得できるのであれば固定電話プランの利用は避けたいというのが本音です。なぜならネットショップの運営に固定電話のような高価なサービスは必要ないからです。
特商法の表記について再確認!
ネットショップを運営するにあたりひとつ忘れてはいけないことがあります。それは特商法の表記に関する根本的なルールです。
特商法の表記とはネットショップに関しては販売者の【住所・氏名・電話番号】の3点を指し、どれひとつ欠けてはいけません。
詳しくはネットショップの特商法の表記に電話番号を載せる必要はある?代替手段は?において私が実際に消費者庁に問い合わせて得られた回答が参考になるはずです。
これらはBASE・STORESなどの一部ASPカートではプラットフォームの所在地・連絡先を記載することで代替される非公開設定という便利な機能で補えますが、非公開設定にしてもなんらかの理由で商品の購入者から開示請求があった場合、プラットフォームは請求に応じて開示する義務があるので簡単に知られてしまいます。
また、プラットフォームの非公開設定を利用するのとは別に、個人的にECサイトを作成して特商法の表記を省略している人もいますが、これには条件が必要ですし、やはり開示請求があればすぐに応じる必要があります。
そしてなにより忘れてはいけないことは開示する内容には電話番号も含まれるという点です。これに対してプライベートの電話番号を記載するのが嫌なのであれば、別料金で電話番号を借りるなどの方法で対処するしかありません。
DMMバーチャルオフィスのネットショップ支援プランを利用するユーザーがプライベートの電話番号を秘匿したい場合、固定電話を追加で利用するしか方法がありませんが、別の方法があることも説明しておきます。
それは03plusや050plusなどの電話番号取得サービスで電話番号だけを利用する方法です。電話番号取得サービスはクラウドPBX・IP電話・電話アプリの3種類に大別できます。
電話番号取得サービスの詳細については、サブラインの評判!電話番号取得サービスでバーチャルオフィスの転送電話を安くする方法を読まれると参考になります。実は着信メインで利用する前提なら月額0円~1,000円で利用できるサービスがたくさんあるのでネットショップ支援プランと組み合わせて利用されると大幅なコスト削減に繋がります。
モノ作りに挑戦するなら『DMM.make AKIBA』とセットで利用すると便利!
東京都内に限られる話ですが、DMM.comでは秋葉原を拠点にしてモノ作りに挑戦する人のためのファブスペースDMM.make AKIBAを運営しています。ファブスペースとはモノ作りに特化したコワーキングスペース・シェアオフィスのことです。
「プロダクトをカタチにするファブスタジオ」というだけあって、機材という機材がなんでも揃っていて利用プランに応じて使用でき機材の幅が広がる仕組みになっています。
うちも実家が工業系のIT企業(旧株式会社ヨシノブレイン)でして、ガスセンサー会社からスタートして製造業のラインを制御する(プロコン)の開発や制御盤に組み込むシーケンサーのプログラミングなど、工業系の機材が自宅のガレージに大量に設置されてますが、DMM.make AKIBAの設備はさすがだと言えます。
シャーリングなど置いてるわけないと思って公式サイトを隈なく見てみると、なんと置いてました!もちろん、オシロスコープをはじめと測定機器は一式揃っています。
DMM.make AKIBAを足場にして小規模事業をスタートアップさせるのは十分可能だと感じました。ここで試験品(サンプル)を作って市場に参入しても勝機のある商品を開発するというのは夢があって面白い話です。
そして、会社を設立するのに住所が必要な場合はDMMバーチャルオフィスを利用するとピッタリです。
紹介コード 【KHL967】
DMMバーチャルオフィス 公式サイト
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