BASEのAPP一覧にバーチャルオフィスNAWABARIの名前が掲載されていますが、無料でバーチャルオフィスを利用できるわけではありません。
BASEのユーザーがバーチャルオフィスを利用したい時、APP一覧からバーチャルオフィスNAWABARIのアプリをインストールして利用申し込みできますが無料ではありません。
BASE経由でNAWABARIに申し込むと、特典としてバーチャルオフィスNAWABARIのオプションサービスである電話転送・電話代行・インターネットFAXが通常より500円割引で利用できるメリットがあります。
無料でネットショップの開設を始めることができるBASEは売り上げが発生するまで手数料も一切かからないということで、ネットショップにチャレンジする人達の間で大人気です。
また、BASEにはバーチャルオフィスNAWABARI以外にも非常に多くのAPPが用意されており、一覧から必要なAPPを選択して無料でインストールすることが可能です。
再度結論を言うとBASEの公式サイトからNAWABARIのAPPを無料でインストールするとNAWABARIの公式サイトと連携できるので申し込みが楽になり、バーチャルオフィスのオプション機能を割引価格で利用できる特典がありますが、バーチャルオフィスNAWABARIを無料で利用できるわけではありません。
ただし、BASEに限らずASPカートを利用してネットショップを運営する人がNAWABARIを利用する本当のメリットはオプションを割引価格で利用できることだけではありません。
NAWABARIの本当のメリットは、基本料金(月額1,078円)に住所利用・郵便転送・電話番号を3点セットが付帯されていることで、実はNAWABARIと同程度の基本料金で同様のサービスを提供できるバーチャルオフィスはほぼ存在しません。
NAWABARIを無料で利用できるかBASEに問い合わせてみた
普通に考えれば分かることですが、確証が欲しかったのでメールでBASEに問い合わせてみたところ、2日後に回答を頂くことができました。
お問い合わせいただきありがとうございます。
BASEカスタマーサポートでございます。この度は、数あるサービスの中から
BASEのご利用をご検討いただき誠にありがとうございます。恐れ入りますが、NAWABARI(https://apps.thebase.in/
detail/90)につきましては、
株式会社Lucciさまが運営・提供しているサービスとなっており、
NAWABARIをご契約・ご利用いただく際の料金がかかります。 BASE株式会社
カスタマーサポートからの回答を引用
BASEのカスタマーサポートの回答は明確です。
NAWABARIの利用には料金が発生するという言質を得ることが出来ました。
ECサイトのプラットフォームが各種APPを無料で提供する理由
BASEをはじめ多くのネットショップ開設を支援するプラットフォーム(ASPカート)ではなにかしらのサービスと業務提携が結ばれています。BASEの場合、提携企業とデータを連携できるAPPを開発して設置することで、BASEユーザーが提携企業のサービスを利用しやすくなるよう便宜を図っています。
つまり、業務提携とは自社のユーザーを提携企業と結びつけるための橋渡しというか、縁結びのような役割があります。ただし、お金が絡んでいるのでそんなぬるい関係ではなく法的な拘束力のあるビジネスパートナー同士の共闘といったニュアンスと捉えることができます。
BASEを始めとするネットショップの開設を支援するプラットフォームは「特商法の表記」という避けては通れない法律があるため、バーチャルオフィスとの親和性が非常に強いカテゴリーの業界だと言えます。
ネットショップの運営には特商法の表記が義務づけられており、それを補うのがバーチャルオフィスの住所シェアリングサービスというわけです。
バーチャルオフィスの住所を特商法の表記に利用することで、ネットショップの運営者情報のページに自分の自宅の住所を記載しなくて済むのは非常に都合の良いことです。
なぜなら、法律に則って自宅の住所を記載することは間違いではありませんが、自宅の住所を不特定多数の人間の目に晒すことは、時には大きなリスクが伴うからです。バーチャルオフィスの住所シェアリングはこの問題を解決する手段として最も効果的で簡単な方法に違いありません。
BASEとNAWABARIの双方が紹介し合うことで互いの認知度が高まる
目先の利益だけを考えるのであれば自社のサービス名だけが有名になってくれればそれで済む話ですが、ネットショップ界隈のサービスは自分だけが生き残れば良いという自分勝手な考えでは生き残れない仕組みになっています。
特商法の表記に関してはBASEはNAWABARIと業務提携することでBASE経由でNAWABARIの認知度を高めることに貢献できます。利用者の数だけ見ればBASEの利用者は2021年の時点で150万ショップに達しているため、間違いなくNAWABARIの利用者の数を上回っています。
ところが、BASEにはSTORESやMakeshop、shopify、カラーミーショップといった競合が多数存在するため、このまま独り勝ちできるほど甘い世界でもありません。
ECサイトの構築を支援するプラットフォームのように競合の強い業界では、業務提携を利用して自社のサービスを他社に紹介してもらうことで現状の認知度をさらに広める必要性があるのです。
そのため、NAWABARIの公式サイトではBASEが紹介されており、BASEの公式サイトにはNAWABARIのAPPが無料でインストールできる体制が構築されているという補完関係が重要になるのです。
無料のAPPはユーザー目線で考えるオプション割引以外にメリットはない
BASEとNAWABARIの提携関係については以上ですが、これをユーザー目線で考えた時になにかメリットがあるのかというと3種類のオプションを割引価格で利用できる以外にメリットはありません。
3種類のオプション
ただし上記3種類のオプションは誰もが必要とするわけではないので、人によっては世の中に数多くあるバーチャルオフィスの中から最も自分の都合に合った業者を探すことを考えた時に、少しだけ手間が省けるかもしれないというだけです。
なぜなら、BASEで紹介されたバーチャルオフィスがNAWABARIだからと言って、それが自分の運営スタイルにマッチしているかどうかは別問題だからです。あくまでも、目的にかなっていれば利用したほうが良いというだけです。
そう考えると、BASEの公式サイトに無料でNAWABARIのAPPが用意されていることはBASEユーザーにとって特に大きなメリットにはなりません。どちらかと言えば、どのバーチャルオフィスを利用しようか迷っているユーザーがNAWABARIを選択する確率は上がるので、NAWABARIにとってはメリットがあります。
BASEに限らずASPカートを使ってネットショップの運営をする人がNAWABARIを利用する本当のメリットはオプションの割引ではありません。
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NAWABARI 公式サイト
BASEを利用するメリット
ところで、そもそもネットショップの開設をするのにBASEを選ぶメリットはどこにあるのかと言うと、BASEは初期費用0円でネットショップを開設できるという大きなメリットがあります。
下表に示す通り、スタンダードプランを利用すると初期費用は0円でスタートできるだけでなく、月額料金は終始発生しません。
ただし、サービス手数料・決済手数料の2つの手数料が売り上げごとに発生するため、売り上げがある程度に達すると手数料の比率が負担になります。そのため、月に17万円以上の売り上げになるとグロースプランに移行するのがおすすめです。
スタンダードプラン | グロースプラン | |
月額 | 0円 | 5,980円 |
サービス利用料 | 3% | 0円 |
決済手数料 | 3.6%+40円 | 2.9% |
BASEでバーチャルオフィスNAWABARIを利用する本当のメリット
BASEとNAWABARIの提携関係についてはともかく、なぜBASEを始めとしたネットショップの運営でバーチャルオフィスの利用が必要になるのでしょうか?
その理由はネットショップの運営では特商法の表記を記載する義務があるためですが、実はBASEをはじめとするECサイ開設支援型のプラットフォーム(ASPカート)ではプラットフォームの住所・電話番号を特商法の表記として利用できる仕組みを持っています。(非公開設定と呼ばれる機能)
この仕組みを利用すると、わざわざネットショップの運営者の自宅の住所を特商法の表記として利用しなくて済むのです。
ところが、ネットショップの運営には商品の返品や販売者しか知り得ない込み入った質問が来たりするもので、そういう問題に対してプラットフォームは責任を持つことはできません。
そのため、返品などの理由で問い合わせがあった場合に限り、プラットフォームは商品の購入者に販売者の情報を開示するというルールが利用規約に明記されているのです。
つまり、まったくの手放しで自宅の住所を秘匿したままネットショップを運営することは事実上不可能ということになります。
それに、そもそも商品を発送する際の発送元伝票には非公開設定にしてあってもサイト管理者の住所・氏名が記載されるので、商品が売れると身元は相手に分かります。
ここで登場するのがバーチャルオフィスの住所シェアリングサービスで、この問題を解決できるのはバーチャルオフィスだけです。バーチャルオフィスで借りた住所を販売者情報に記載することでサイト管理者の氏名を除いて自宅の住所などは絶対に公開されずに済みます。
そして、BASEではバーチャルオフィスにNAWABARIを利用することを推奨しているというわけですが、何度も言いますがBASEのAPP一覧からNAWABARIのアプリをダウンロードして入会したとしても料金は発生します。決して無料になるわけではありません。
NAWABARIの料金プラン
1年契約 | 月払い契約 | ||
初期費用 | 0円 | ||
月額料金 | 1,078円 | 1,628円 | |
郵便物の転送 |
手数料 | 400円/1件 | |
送料 | 実費 | ||
電話の要件転送 |
番号 | 03番号を付与 | |
伝言預り |
0~30件:無料 | ||
31件~:100円/1件 | |||
利用できる住所 | 東京都目黒 渋谷は現在募集中止 |
||
用途 | 特商法の表記 | ||
登記 |
別料金 (月額3,300円) |
基本料金に【郵便転送・電話番号】が付帯される数少ないバーチャルオフィス!
NAWABARIの料金プランは上記の通りですが、実は月額1,000円程度で特商法の表記に利用されるバーチャルオフィスで、NAWABARIのように郵便転送と電話番号の利用がセットになったサービスは非常に珍しいです。
BASEなどのASPカートでバーチャルオフィスを利用する時、たいていの場合基本料金の安さだけに注目しがちですが、NAWABARIの本当の魅力は基本料金に郵便転送と電話番号の利用がセットになっていることです。
電話番号はプライベートの番号を記載するというのなら敢えてNAWABARIを選ぶメリットもありませんが、プライベートの電話番号だけは運営者情報に記載したくないという人にはかなりメリットがあるのです。
NAWABARIの料金プランについては、NAWABARIの口コミと評判~料金プラン比較でわかるメリット・デメリットでも詳しく解説しているので参考にして下さい。
\紹介コード【wlgcy5】利用で1カ月の料金が無料!/
NAWABARI 公式サイト
もしも利用する住所がNAWABARIで提供する目黒の住所でなくても良いのなら、和文化推進協会もおすすめです。
和文化推進協会も基本料金に住所利用・郵便転送・電話番号が3点セットのバーチャルオフィスとして有名で、年会費6,600円だけで継続利用できます。
月額換算すると550円という破格の安さです。ただし利用できる住所は京都1択です。
なお、和文化推進協会の場合は月額550円に住所利用+郵便転送+電話番号がセットで付帯されるので、住所のブランド価値を除外するとNAWABARIと同程度のサービスが半額で利用できることになります。
郵便物の転送は京都に届いたのちに利用者の住居へ転送されるので、住居とバーチャルオフィスの住所の兼ね合いも考慮すると関西圏の人が利用したほうが便利なことは間違いありません。
和文化推進協会については、和文化推進協会の口コミ評判~活動内容や料金プランを詳しく解説で詳しく解説しているので参考にして下さい。
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