表参道の南青山にHarbors表参道といIT企業が運営するバーチャルオフィスがあります。表参道にはHarbors表参道の他にもIT企業が目立ちます。そして、多くのレンタルスペースやバーチャルオフィスがIT企業のもとで運営されています。日本のシリコンバレーとも呼ばれる表参道にはITフリーランスと縁の深いバーチャルオフィスが他にもたくさんあります。そして、日々利用者増を目指して激しい競争が繰り広げられています。
HarborS(ハーバーズ)表参道の運営会社
HarborS表参道を運営しているのは株式会社アンチパターンというIT企業です。
令和のIT企業は斬新な発想を持った会社が多いのが特徴的ですが、東京の表参道でレンタルオフィス・バーチャルオフィスを運営している会社にIT企業が多いのは偶然ではありません。
レンタルスペースを利用する就業形態はITフリーランスと非常親和性が高いため、おのずとワーキングスペースの利用を促進すればIT業界の活性化に繋がることを肌で感じるはずです。
株式会社アンチパターンではバーチャルオフィス事業を『コミュニティー形成支援』として位置付け、学生向けにもPOSSE(ポッセ)というプログラミングを学べるコミュニティーを提供しています。
事業者名:株式会社アンチパターン
住所地:東京都港区南⻘山3-15-9 MINOWA表参道3階
代表者:小笹佑京
Harbors表参道 公式サイトより引用
HarborS(ハーバーズ)表参道の口コミと評判
Googleマップで見つかった口コミによると、利用者の評判はかなり高く、清潔さはもちろんのこと利用しているユーザーにITエンジニアの方が多いことが注目されているようです。
ワーキングスペースはただお金を払ってスペースを利用するだけでなく、他者との交流が図れるメリットがあるこという点について、HarborS表参道ほど良い例はないでしょう。
現役エンジニアや、エンジニアを目指す方向けのコワーキングスペース。 キッチンがあったり、屋上のテラス席があったり、ほかのコワーキングスペースにはない魅力がある。 ちゃんと屋上にもWifiが届くので、春になって暖かくなったらテラス席で作業したら気持ちいいだろうなー。出典:Googleマップ
人柄が良い方ばかりです。落ち着いた雰囲気の中に洗練されたデザイが多く居心地が良い。 また利用させて戴きます!出典:Googleマップ
勉強スペースとして活用してます。 静かで落ち着けるためいい感じです。 また、いろんなエンジニアさんに会えるので、IT未経験の方には特におすすめです。出典:Googleマップ
HarborS(ハーバーズ)表参道の料金プラン
HarborS表参道の基本料金は月額5,280円で住所利用のみとなっています。
住所利用以外に必要なサービスは全て料金となります。
- 郵便物の転送 月額3,300円 転送頻度:週1回
- 専用ポスト 月額2,200円 24時間・365日使用可能
- 電話の転送 月額2,200円 03番号(着信専用)が付与されます。
- 登記利用 月額2,200円 利用できる住所:港区南青山
- 会議室の利用 3,300円/1時間
- レンタルロッカー 月額2,200円
Harbors表参道で利用できる住所は下記の住所に枝番が付いたものになります。枝番が付くことで同じ住所でも他の利用者と住所を区別できるため、同一視されるのを防ぐことができます。
HarborS(ハーバーズ)表参道の料金プランを他社と比較
ワンストップビジネスセンターのエコノミープランと比較してみました。
ワンストップビジネスセンターは全国展開のバーチャルオフィスで表参道にも店舗を構えていますが、料金プランは全店舗で統一されています。
下表はワンストップビジネスセンター表参道店とHarborS表参道の料金プランを比較したものです。
*表中の”〇”は追加料金なしで料金に含まれていることを意味します。
HarborS表参道 | ワンストップビジネスセンター | |
料金プラン | 基本プラン | エコノミープラン |
初期費用 | ◎ 0円 |
△ 10,780円 |
月額 | 〇 5,280円 |
〇 5,280円 |
登記利用 | △ 月額2,200円 |
◎ 基本料金で対応 |
口座開設 | 〇 | 〇 |
銀行紹介 | × 対応無し |
◎ みずほ・GMOあおぞら |
郵送転送 | △ 月額3,300円 |
◎ 基本料金で対応 |
転送頻度 | 〇 週1回 |
〇 週1回 |
電話転送 | 〇 月額2,200円 |
△ ビジネスプランで対応 |
会議室 | △ 3,300円/1時間 |
◎ 1,100円/1時間 |
マイページ | × | 〇 |
来客対応 | 〇 | 〇 |
公式サイト | 公式サイト |
表を見れば分かりますが、HarborS表参道の料金プランは基本料金に住所利用が含まれる他、一切のサービスが付帯されません。郵便転送をはじめ必要なサービスは全て別料金が発生します。
例えば、住所利用+郵便転送+登記利用という組み合わせで利用すると月額10,780円になります。
一方でワンストップビジネスセンターのエコノミープランは基本料金に郵便転送や登記利用が含まれているため、別料金は一切発生しません。
このことから、HarborS表参道は基本的なサービスで他社と差別化を図っているのではなく、ITエンジニアのような専門分野に特化した利用者が集うワーキングスペースで人と人の価値ある出会いを提供できる点で差別化を図っているのだと推測されます。
HarborS(ハーバーズ)表参道を利用するメリット・デメリット
HarborS表参道は格安バーチャルオフィスとして料金が高い部類に入ります。法人化した会社が登記利用すると1万円は必要になることから、有名どころで例えるとTRIEL東京で有名なバーチャルオフィスfabbittと同レベルの料金設定だと言えます。
基本料金がワンストップビジネスセンターと同額なので、一見すると同じようなサービス内容なのかと勘違いしそうですが、詳しく調べるとメリットもデメリットもワンストップビジネスセンターとは全く異なります。
Harbor表参道のメリットはあくまでもIT関連のコミュニティーに接触できるチャンスを提供できる点にあり、それは他社がそれほど力をいれて取り組んでいないことでもあります。
バーチャルオフィスの利用者がコミュニティーを通じて繋がり合い新たな価値を生み出すことで、巡り巡ってコミュニティーの形成を支援した側が恩恵を受けることになるという、最も理想的なサービス形態だと言えるでしょう。
なお、Harbors表参道のように港区南青山や表参道の格安バーチャルオフィスを探している方は、『青山で登記利用におすすめの格安バーチャルオフィス比較14選!』、もしくは『表参道の住所を登記利用できる格安バーチャルオフィス比較8選!』が参考になるので是非とも一読しておくことをおすすめします。
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