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コラム格安バーチャルオフィス

モバオクで匿名配送が使えず住所がバレるのを回避する方法

モバオク・匿名配送・住所・バレる コラム

ネットオークションで有名なモバオクで2022年から出品者と購入者がお互いに住所や氏名を公開せずに取引できる匿名配送というシステムが導入されました。

ただし、モバオクの匿名配送を利用するには条件があり、条件に該当しない場合は匿名配送が適用されません。つまり取引している人どうしで住所がバレます。

匿名配送が適用されるには出品者・購入者ともに条件が揃わなくてはならず、事前に仕組みを理解しておく必要があります。念のため強調しておきますが、匿名配送はいついかなる時も必ず利用できるサービスではありません。

もしも匿名配送を利用せずに住所がバレるのを防ぎながら取引したいのなら、バーチャルオフィスを利用するのが一番です。

匿名配送が適用される「匿名らくらく定額便」とは

モバオクの匿名配送は、発送方法に「匿名らくらく定額便」が指定された商品が落札された時に適用されます。

「匿名らくらく定額便」とは、出品者が売れた商品を発送する時の手段に日本郵政の「ゆうパック」と「ゆうパケット」を指定した場合に適用されるモバオク独自の呼び方です。

つまり、「ゆうぱっく」「ゆうパケット」を使用して発送しない場合は匿名配送ができない仕組みになっているのです。

らくらくゆうパケット らくらくゆうパック 左記以外の配送方法
匿名らくらく定額便
(匿名配送)
該当 該当 非該当

 

ところで、モバオクで利用できる「ゆうパック」と「ゆうパケット」には、匿名配送が適用されるモバオク専用のサービスと匿名配送が適用されない普通のサービスの2種類あることを理解する必要があります。

モバオク専用のサービス らくらくゆうパック らくらくゆうパケット
日本郵政の普通のサービス ゆうパック ゆうパケット

 

らくらくゆうパックとは

「らくらくゆうパック」はモバオクと日本郵政の提携サービスで、荷物のサイズ(縦・横・高さの合計)に応じて600円~1700円まで幅がありますが、普通のゆうパックに比べるとはるかに安く利用できます。

下表は大阪から東京へ荷物を発送した時の料金について、「らくらくゆうパック」と普通の「ゆうパック」を比較したものです。

ちなみに普通の「ゆうパック」は距離が長くなればなるほど料金はさらに高くなり、福岡から北海道へ送ったりすると60サイズで1300円もかかります。

 重さ サイズ らくらくゆうパック
送料(全国一律)
普通のゆうパック
送料(地域により異なる)
25kgまで 60サイズ(60cm以内) 600円 970円
80サイズ(80cm以内) 800円 1200円
100サイズ(100cm以内) 1,000円 1440円
120サイズ(120cm以内) 1,300円 1690円
140サイズ(140cm以内) 1,700円 1950円
160サイズ(160cm以内) 1,700円 2160円
170サイズ(170cm以内) 1,700円 2530円

 

らくらくゆうパケットとは

「らくらくゆうパケット」もモバオクと日本郵政の提携サービスで、日本郵政の普通の「ゆうパケット」よりも格段に安く利用できます。

日本郵政の普通の「ゆうパケット」が厚さに応じて3段階の料金設定であるのに対して、モバオクの「らくらくゆうパケット」は既定のサイズ内であれば全国一律料金で発送できます。

厚さ 大きさ・重さ らくらくゆうパケット 普通のゆうパケット
1㎝ 3辺合計60cm以内
長辺34cm以内
厚さ3cm以内
重さ1kg以内
180円(全国一律) 250円
2㎝ 310円
3㎝ 360円

引用:ゆうパケット(らくらく定額便)の送料・サイズゆうパケット

モバオクで匿名配送が適用されるための条件

モバオクで匿名配送が成立するには、出品者と購入者でそれぞれ条件を満たす必要があります。

どちらか一方でも条件を満たさない場合は匿名配送は成立しないので、住所を公開せずに取引したい人は必ず匿名配送の条件を理解する必要があります。

条件は大きく分けて3つあります。

条件1:出品した人が発送方法に「匿名らくらく定額便」を指定する必要がある

匿名配送を利用して商品が発送されると出品者・購入者ともにお互いの住所・氏名を明かすことなく取引を終えることができます。

しかし、購入者が匿名配送を希望したとしても、購入したい商品の出品者が発送方法に「匿名らくらく定額便」を指定していなかった場合、匿名配送で取引することはできません。

つまり、出品者が「匿名らくらく定額便」を指定していることが大前提なのです。

条件2:出品者だけでなく購入者も「匿名らくらく定額便」を希望する必要がある

条件1で出品者が「匿名らくらく定額便」を指定していることが大前提だと説明しましたが、実は「匿名らくらく定額便」が用意された商品を購入しようとする顧客が「匿名らくらく定額便」以外の発送方法を希望すると、匿名配送は成立しません。

つまり、出品者が購入者のために「匿名らくらく定額便」の利用が可能である条件を整えていても、購入者がそれを望まなければ匿名配送は適用されないのです。

モバオクの匿名配送は出品者・購入者ともに匿名性が担保されるシステムなので、どちらか一方でも匿名配送を希望しない場合は匿名配送が成立しない仕組みになっています。

条件3:出品者が送料無料で出品すると最低入札価格が必要になる

モバオクでは出品者が送料無料で出品した場合、発送方法に応じて入札金額に最低入札価格が設定されます。

そして、最低入札価格に達することなく取引が終了した場合、匿名配送は適用されない決まりになっています。

その理由は、2種類の「匿名らくらく定額便」は上述した通りモバオクと日本郵政の提携サービスで格安料金が設定されており、モバオクが送料の差分を負担しているからです。

もしも入札価格が安すぎると、送料の負担分を補えずモバオクが赤字になる危険性があるので、最低入札価格を「らくらくゆうぱっく」「らくらくゆうパケット」の最高値と同額にしておくことで、最悪の場合トントンになるよう保険をかけているのです。

  • 対応サイズ ゆうパック  最低入札価格 1,700円
  • 対応サイズ ゆうパケット 最低入札価格  180円

モバオクでの取引は必ず匿名配送が利用できるという保証はない

モバオクの匿名配送を利用するためには出品者が発送方法に「匿名らくらく定額便」を指定していることや、落札者も匿名配送を希望していることが必要になるため、双方ともに匿名配送を希望しないと秘匿性の保たれた取引は実現しません。

また、匿名配送が指定された出品でも落札価格によって匿名配送がりようできないケースも起こりうるため、モバオクでの取引で100%確実に秘匿性を保った取引を実現できる保証はないことが明らかです。

出品者と落札者の条件が同時に揃った時だけ匿名配送が成しますが、いつも必ず成立する保障は全くありません。

他のプラットフォームでも言えることですが、ネットで商品を出品して販売するネットショップ・フリマ・オークションでは、完全に販売者と購入者の個人情報をお互いに隠したまま取引できるケースは少ないと言えます。

モバオクでバーチャルオフィスを利用するメリット・デメリット

モバオクで秘匿性のある取引を実現したいなら、住所に限って言えばバーチャルオフィスを利用することで解決します。

バーチャルオフィスを利用すれば、出品者・購入者ともに間違いなく自宅の住所を公開せずに取引することができます。ただし、本名だけは公開する必要がありますしバーチャルオフィスの維持費もかかります。

モバオクでバーチャルオフィスを利用するメリット

(出品者)

出品者の住所にバーチャルオフィスの住所を記載できる。

  • 自宅の住所は絶対にバレない。
  • モバオクで副業していることを会社にバレるのを防止できる。

(落札者)

配送先の住所にバーチャルオフィスの住所を記載できる。

  • 販売者に自宅の住所がバレない。
  • 落札した商品がナイーブな場合、購入者に知られずにすむ。
  • 落札した商品はバーにバーチャルオフィスに転送してもらえる。

モバオクでバーチャルオフィスを利用するメリット

(出品者)

バーチャルオフィスは維持費がかかる

  • 利用したい住所によって業者が限られる。
  • 返品時の転送費用などでコストが高くつくケースもあり得る。
  • 住所は秘匿できるが実名までは隠せない。

(落札者)

  • 生活圏内のバーチャルオフィスを利用しないと落札するたびに転送費用がかかる。
  • 住所は秘匿できるが実名までは隠せない。

モバオクで利用するのにおすすめのバーチャルオフィス

モバオクのオークションの場合、出品者が頻繁に返品トラブルを起こす事例はそれほど多くないのが普通なので、出品者が住所を公開したくない目的でバーチャルオフィスを利用するなら、郵便転送サービスの料金はあまり重視しないほうが無難です。

出品者の場合は、むしろ基本料金や付帯されるサービスの充実度を総合的に考慮してサービスを選択するべきです。

モバオクでバーチャルオフィスを利用するなら、筆者なら基本料金に郵便転送と電話番号の利用が付帯されたNAWABARIをおすすめします。

◎NAWABARI

NAWABARI1078NAWABARIなら月額1,078円でモバオクの出品者情報の住所と電話番号を利用できるほか、郵便転送サービス(実費負担)も利用できるので、安いだけでなくかなり便利です。

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◎和文化推進協会

バーチャルオフィス・和文化推進協会和文化推進協会のバーチャルオフィスもモバオクの出品者が利用するのに向いています。

和文化推進協会は年会費6,600円(税込)だけで継続りようできるタイプの年会費制のバーチャルオフィスで、基本料金に住所利用+電話番号の利用+郵便転送(実費負担)が含まれています。

利用できる住所が京都1択になりますが大阪・兵庫・京都など関西圏内に在住の方には重宝されるはずです。

和文化推進協会 朱雀なえもんプラン

◎DMMバーチャルオフィス

DMMバーチャルオフィス660円DMMバーチャルオフィスは月額660円の「ネットショップ支援プラン」がおすすめです。

このプランは基本料金に住所利用と週1回程度の郵便転送サービスが含まれる優れものです。

利用できる住所は、渋谷・名古屋・梅田・天神の4カ所で都市部および近辺に在住の方には重宝されるはずです。

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DMMバーチャルオフィス 公式サイト

なお、おなじネットオークションのヤフオクや近接分野であるネットショップのプラットフォームでどのように匿名性を担保したシステムが採用されているのか興味のある方は、当ブログの上部グローバルメニュー「ネットショップ」から関連記事を読むことができるので参考にして下さい。

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