今回、沖縄の格安バーチャルオフィスの実態を調査する一環で登記利用におすすめの格安プランを提供している業者を探してみたところ全部で7件みつけることができたので紹介します。
2022年の時点で沖縄県の人口は約147万人、県庁所在地である那覇市の人口は約31万人で人口密度の高さでは国内で上位10番以内に入る人の多い地域です。沖縄の経済はメインの観光収入による比率が高いことは有名ですが、温暖な地域であるためマンゴー・パイナップル・サトウキビといった果物の生産量も多く、果実の販売収益も少なくありません。
バーチャルオフィスに関しては資産を持った外国人や国内で実店舗を持たずに働くフリーランサーの需要も存在することから、大手や都内で有名な格安バーチャルオフィスも参入しているのが現状です。
ベイ・ミヤコジマ(宮古島シェアハウスBAY)
『ベイ・ミヤコジマ』は福岡県に本社があるアイランデクス株式会社が沖縄県宮古島市で運営している格安のシェアオフィス・バーチャルオフィスで、古民家をリノベーションしたおしゃなオフィスです。
当初、港から届いた荷物を保管する場所として利用していた物件をシェアオフィス・バーチャルオフィスとして有効活用しているとのことです。
宮古島は離島なので那覇からも飛行機か船でしか行くことができませんが、『ベイ・ミヤコジマ』の近辺にはコンビニやファーストフード店のほか病院もある便利なところです。
バーチャルオフィスの料金プランは個人と法人で基本料金が異なりますがサービス内容は特に変わりません。郵便転送は1回につき500円の手数料が発生するほか、月額5,500円で電話番号取得サービスも利用できます。
料金プラン
物件の詳細とアクセス
住所 | 沖縄県宮古島市平良久貝884−6 |
物件 | 記載なし |
築年月 | 記載なし |
アクセス | 宮古島空港より10㎞以内 |
Karigo バーチャルオフィス沖縄・那覇
『karigoバーチャルオフィス沖縄・那覇』は全国展開の格安バーチャルオフィスkarigoが沖縄県那覇市で運営する店舗です。料金プランはWHITE・BLUE・ORANGEの3プラン用意されており、どのプランにも郵便転送と登記利用が付帯されています。
『karigoバーチャルオフィス沖縄・那覇』の特徴はエントリープランであるWHITEプランの料金設定が系列のどの店舗よりも高いことです。
『karigoバーチャルオフィス沖縄・那覇』ではWHITEプランの入会金が8,200円、月額料金が6,600円ですが、本州にあるKarigoの店舗の平均価格より明らかに高めの料金設定になっています。
また、WHITEプランの個人と法人で料金が同じなのも沖縄の店舗だけです。他の店舗では必ず個人価格のほうが若干安くなっています。また、沖縄の店舗では届いた郵便物など店舗で直接引き取ることが可能で、平日10時~17時まで対応してまらえます。
なお、karigoについてその他のサービス内容も含めてより詳しく知りたい方は、Karigo(カリゴ)の口コミと評判~料金プランを他社と比較も合わせて読まれると参考になります。
料金プラン
物件の詳細とアクセス
住所 | 沖縄県那覇市辻 |
物件 | 非公開 |
築年月 | 非公開 |
アクセス | ゆいレール 旭橋駅 徒歩15分、ゆいレール 県庁前駅 徒歩18分 |
Business Agent(BAレンタルオフィス)
『Business Agent』は新宿に本社がある株式会社バルテックコミュニケーションズが運営する格安のレンタルオフィス・バーチャルオフィスで、大阪本町・沖縄那覇の2カ所に拠点があります。バーチャルオフィスの料金プランは店舗によって全く異なり、沖縄県那覇市の店舗はAプラン・Bプランの2つだけ用意されています。
Aプラン(月額5,500)とBプラン(月額16,500円)はどちらも基本料金に郵便転送サービスと登記利用が付帯されますが、Aプランでは沖縄をはじめ系列店舗の会議室を利用できるのに対してBプランでは会議室が一切利用できません。
商談などで会議室の利用が必須なビジネス形態ではAプランを利用するのがおすすめですが、対人で面談する機会が少ないビジネスモデルならBプランが格安でおすすめです。
なお、『BAレンタルオフィス』の他の店舗(大阪本町)についても興味がある方は、大阪の本町で登記利用におすすめの格安バーチャルオフィス比較10選も合わせて読まれると参考になります。
料金プラン
物件の詳細とアクセス
住所 | 沖縄県那覇市久茂地1丁目1−1 9F |
物件 | パレットくもじ SRC造 地上9階/地下2階 |
築年月 | 1991年4月 |
アクセス | ゆいレール 県庁前駅 徒歩1分 |
サテライト沖縄(Satellite OKINAWA)
『サテライト沖縄』は株式会社プロスペックが運営する都内で大人気の格安バーチャルオフィス『スタートアップ』の沖縄支店となります。
バーチャルオフィスの料金プランはライトプラン・ベーシックプラン・セットプランの3プラン用意されており、沖縄最安値の月額300円(税別)ライトプランは郵便転送や登記利用が付帯されませんが特商法の表記として利用可能です。
月額500円のベーシックプランは基本料金に郵便転送サービスと登記利用が付帯される格安プランで、沖縄の住所を登記利用できるプランとしては最安値となりおすすめです。
またベーシックプランに050番号の電話転送サービスを追加したセットプラン(月額1,480円)も用意されおり、登記利用と電話転送サービスがセットになったプランとしても沖縄県で最安値となります。
『サテライト沖縄』は都内で運営されている『スタートアップ』と姉妹店なのでサービス内容はほぼ同じで、利用できる住所が那覇に限定されている点だけ異なります。
また、関連会社のサテライト札幌とサービス内容も料金プランもほぼ同じです。
スタートアップやサテライト札幌についてより詳しく知りたい方は下記の関連記事が参考になります。
料金プラン
*税抜価格で表示しています。利用の際は消費税10%が発生します。
物件の詳細とアクセス
住所 | 沖縄県那覇市牧志2丁目17−27 401 |
物件 | しもけんハウス 鉄筋コンクリート(RC) 地上4階 |
築年月 | 2010年11月 |
アクセス | 沖縄都市モノレール 美栄橋駅 徒歩4分 |
Brilliant Port
『Brilliant Port』は沖縄県那覇市の株式会社BRILLIANTが運営する格安のレンタルオフィス・バーチャルオフィスで、那覇市の泊ポートビルが店舗となります。
バーチャルオフィスは『クラウドオフィス』という名称で紹介されており、月額6,600円(税込)の基本プランに郵便転送サービスと登記利用が付帯されています。
郵便物の受け取りは月に100通までは無料ですが、100通を超えると1通につき33円の手数料が発生するほか、郵便物の転送にかかる費用は郵送料実費負担とは別に手数料が1通220円発生します。
料金プラン
物件の詳細とアクセス
住所 | 沖縄県那覇市前島3丁目25−2 |
物件 | 泊ポートビル 地上8階 |
築年月 | 記載なし |
アクセス | 沖縄都市モノレール 美栄橋駅 徒歩11分 |
KEEP FRONT
『KEEP FRONT』は沖縄県那覇市の不動産会社・株式会社ビザップが運営する格安のレンタルオフィス・バーチャルオフィスで、沖縄県那覇市泊にあるT&C泊ビルの4階・5階が拠点となります。
バーチャルオフィスの料金プランは1年契約のみで、利用料は年間利用料92,400円(月額換算7,700円)となります。
サービス内容は基本料金で登記利用できる他は全て有料オプションを利用する必要があり、郵便転送サービスは「ゆうパケット着払いサービス」対応となります。転送オプションを利用しない場合は店舗で直接引き取ることも可能です。
料金プラン
物件の詳細とアクセス
住所 | 沖縄県那覇市泊2丁目1−18 T&C泊ビル4F・5F |
物件 | T&C泊ビル 鉄筋コンクリート(RC) 地上6階 |
築年月 | 1992年 |
アクセス | バス 中之橋 徒歩2分 |
TAKUSHI HILLS BASE
TAKUSHI HILLS BASEは沖縄県ビジネスプランニング事業協同組合が沖縄県浦添市沢岻で運営しているコワーキングスペース・バーチャルオフィスです。
コワーキングスペースはドロップインで1,100円/2時間で利用できるほか、月額会員は月額8,800円で毎日通うことができます。
肝心のバーチャルオフィスは大きく分けて2プランが用意されており、個人が開業届や特商法の表記に利用できる個人プランは初年度に限り起業応援プランとして割安で利用できるよう配慮されています。
TAKUSHI HILLS BASEはバーチャルオフィス会員でも商談用のスペースが無料で利用できるほか駐車場も完備されています。
料金プラン
物件の詳細とアクセス
住所 | 〒901-2112 沖縄県浦添市沢岻1丁目-46-5 2F |
物件 | エコマックス21ビル 地上4階 |
築年月 | 不明 |
アクセス | 沖縄都市モノレール / 古島駅 徒歩23分 沖縄都市モノレール / 市立病院前駅 徒歩23分 |
TAKUSHI HILLS BASEバーチャルオフィス 公式サイト ≫
沖縄でとくにおすすめできるバーチャルオフィスは2社!
以上、沖縄の住所を登記利用きるおすすめの格安バーチャルオフィスを7件紹介しましたが、沖縄の格安バーチャルオフィスはそれほど多くないことが分りました。
また、沖縄の格安バーチャルオフィスの料金相場は比較的安く、郵便転送サービスが基本料金に付帯されるケースが多いのは特徴的で、この点は本州の格安バーチャルオフィスと異なります。
なお、本州で大人気のkarigoも沖縄に出店していますが、エントリープランの料金が本州よりも高めに設定されているのはそれなりに需要があるためだと想定されます。
ところで、検索エンジンの検索需要から判断すると沖縄におけるバーチャルオフィスの需要は比較的多いこともわかっており、地元の不動産を運用したバーチャルオフィスよりも他府県のバーチャルオフィスを利用したい人の需要のほうが多い可能性も否定できません。
以下、目的別に応じて特におすすめのバーチャルオフィスを順番に解説します。
コスパ重視で選ぶならサテライト沖縄!
東京南青山や札幌で300円・500円のバーチャルオフィスを運営しているスタートアップの姉妹店であるサテライト沖縄ですが、基本料金でここより安いバーチャルオフィスは沖縄には存在しません。
特商法の表記に利用したいだけの人や登記利用したい人など目的は様々だと思われますが、ネットショップの運営で販売者情報に利用したいなら、まずはサテライト沖縄のライトプランで十分でしょう。
安かろう悪かろうという考え方もありますが初期費用もほとんどかからないので、特商法の表記に利用するならサテライト沖縄をおすすめします。
運営歴・ノウハウ重視で選ぶならkarigo!
次におすすめするのはkarigoです。
karigoは全国展開で運営歴も比較的長いことから、バーチャルオフィスは利用してビジネスをする人の要望というものを熟知しています。
そのため、とく会社を設立して法人化したい人のためのサービスには目ざといと言えます。
karigoは多くの関連業者と業務提携を結んでおり、会計や設立登記を一括できる士業を有料ですがすぐに紹介できるシステムを持っています。
沖縄で会社を法人化する前提でバーチャルオフィスの利用を検討しているなら、ノウハウを重視するならkarigoが最も適格です。
最後に、沖縄の格安バーチャルオフィスとは別に本州の格安バーチャルオフィスも調べてみたい方は、全国格安バーチャルオフィス比較19選!住所のみ利用のおすすめプラン多数!も合わせて読まれると参考になるので一読されると良いでしょう。
コメント