ワンストップビジネスセンターは全国44店舗に展開するバーチャルオフィスとして有名です(2024年2月時点)。全国展開している競合のKarigoや、目下全国の主要都市に店舗を出店しつつあるDMMバーチャルオフィGMOオフィスサポートと比べると、ワンストップビジネスセンターの料金は少々高いと言えます。
料金設定を上回る信用と信頼を前面にアピールするワンストップビジネスセンターですが、実際そのサービス内容や料金プランはどうなっているのでしょうか。この記事ではワンストップビジネスセンターのサービスについて、口コミや評判なども交えて検証してみようと思います。
ワンストップビジネスセンターの運営会社
社名 株式会社ワンストップビジネスセンター
代表取締役 土本真也
取締役社長 生田泰啓
東京本社 〒107-0062 東京都港区南青山二丁目2番15号ウィン青山
設立 2009年
資本金 1,000万円
業務内容 全国主要都市でフリーランス向けバーチャルオフィス・レンタル会議室を運営
ワンストップビジネスセンターの口コミと評判
2 か月前
利用者です。創業の際は大変お世話になりました。こちら側の都合で早く手続きしてほしい旨、無理を申しましたがとても丁寧に電話等で対応いただき、感謝しています。 会議室もとてもおしゃれです。郵便の転送など迅速に行ってくださいます。こちらも非常にありがたかったです。ありがとうございました!出典:グーグルマップ
10 か月前利用させていただいて数年たちますが、郵便物も毎日報告してもらえますし、スタッフの方も感じよく、大変満足しています。 何箇所か会議室を利用してますが、お洒落なとこも気に入ってます。出典:グーグルマップ
他社とも比較
「内覧」と「説明」を受けました。感じの良いスタッフさんでした。外資レンタルオフィスのような豪華さはないものの、訪ねた拠点は「立地」も「ビルのグレード」も問題なく、価格帯も自分で選べます。堅実経営という印象がしました。なかなか印象が良かったものの、他にも幾つか内覧して比較してみようと思います。例え住所だけ借りるバーチャルオフィスであっても、【内覧】は大事です。必ず実際に行って【内覧】しましょう!「リニューアル工事中」とかなんとか理由をつけて【内覧】を拒むような運営会社は絶対に選ばないようにしましょう!特に法人登記をする人、法人口座を開設する人、公的な支援金などを受けたい人は、銀行や行政の担当者、お得意様が様子を見にくる場合がありえます。もしも内部が廃墟化したオンボロなビルであったら、信用してもらえません。見に来られたらまずいと運営者自身が思っているようなビルでバーチャルを運営している会社がありますので、選ばないように気を付けたいものです。
出典:みん評
打ち合わせで頻繁に会議室を利用していますがとても便利です
他の方たちの口コミを観ていて「ホントなのかな?」と思っちゃいますが、私は5年以上にわたって、何度も会議室を活用させてもらっている中で、一度も不満に感じたことありません。
10人~20人といった大人数での打ち合わせには向いていないと思いますが、4人~5人の少人数だと、カフェとかで打ち合わせするよりもはるかに効率よいし、居心地が悪いと思ったこともないですね。
・設備のモニターにパソコンをつなぐことで、みんなでモニター観ながら説明できる
・喫茶店と違い、周りに人が居ないから周りの目や耳を気にすることなく会話ができる
・ウォーターサーバー、コーヒー、お菓子も用意されている
・オシャレな部屋で居心地良い空間
・全国にある各地域のレンタルオフィスを使うことで出張先でも打ち合わせができる実際、南青山は頻繁に利用してて、出張先でも札幌や心斎橋の会議室も活用させてもらいましたが、どこも変わらず便利だったし居心地も最高でしたよ(^^
出典:みん評
3 週間前
新規解約詐欺があるため危険。決まったフォーマットの書面で解約通知をしないと使っていなくてもクレジットカードを解約するまで請求されます。 スペイシーやエキスパートオフィスなど他のサービスを使った方が安全です。オーナーからの返信?3 週間前ST様 この度は、口コミのご投稿をいただきまして誠にありがとうございます。 弊社サービスの解約手続きにおいてお手間をおかけし、ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。 今回いただいたご意見は真摯に受け止め、解約手続き方法の見直し等を進めさせていただきます。 何かございましたらカスタマーセンターまでご連絡いただけますと幸いです。 貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。出典:グーグルマップ
3 年前
こちらを利用して法人を登記しました。登記は問題ないですが、対応がいまいち遅い。郵便物の連絡もスムーズではなかったり手間が掛かる。 また、一番の問題はバーチャルオフィスで契約したが、ここを登記場所として法人用の銀行口座が解説できないという点。 個人事業のレベルでの事業をやるなら使えるのかなという程度で、登記はおすすめしない。出典:グーグルマップ
郵便転送があり得ないほど遅い
バーチャルオフィスなので、正直普段は使い勝手の良しあしは判断しようがありませんが、登記住所に来た郵便物の転送はひどいです。
・毎週木曜日発送と謳いながら、横浜店契約の場合、郵便物がまず東京南青山へ。南青山で仕分け後、転送のため、鎌倉市へ転送されるのは月曜日。(2022年4月まで)
・2022年5月23日より、横浜店の郵便物の改善のため、一日繰り上げ、水曜日に横浜店から発送されることに。少し喜んだのもつかの間、ウェブ上では水曜日に発送したと入力されながら、到着は月曜日。
どうなってんだよ。数年利用していますが、さすがにふざけすぎ。どんな会社なんだろうといつも思います。
・あと、有料で、急ぎのものは発送依頼ができますが、スマートレター(1件180円)で送ってきて、請求される金額は1件600円(笑)
いくら人件費と言っても、非常識な費用。暴利過ぎる。。サービス良ければ納得できますけどね。ということで他のオフィスサービスに乗り換えます。
バーチャルオフィスなんて、正直必要な仕事は、書類の本店管理と郵便転送くらいです。
それがまともにできないって。。。会議室なんてどうでもいいです。
あと、電話はご自分で契約した方がいいです。郵便転送もろくにできないのに、毎月の費用が高すぎ。会議室も、首都圏ならいくらでもきれいで安いところがたくさんあります。
よくよくご検討を。
とにかく慎重に選んだほうが良いです。出典:みん評
一般的に口コミは高評価ばかりが集まるか、高評価の中に低評価が若干混ざる傾向があるようです。ワンストップビジネスセンターの口コミの場合、グーグルマップで見つかったものは高評価の比率が高いですが、悪い口コミの内容が極端な気がします。
良い口コミは対応の迅速さやスタッフさんの対応が良かったこと、また事業運営に役立ったことを挙げていますが、悪い口コミは解約しようとしたのに不本意に継続扱いになってしまったことで不愉快に感じたという声や、郵便物の転送ミスや転送に時間がかかり過ぎるといった不満の声が目立ちます。
ワンストップビジネスセンターの料金プラン
ワンストップビジネスセンターの料金プラン
エコノミー | ビジネス | プレミアム | |
初期費用 | 10,780円 | ||
月額 | 5,280円 | 9,790円 | 16,280円 |
一年契約割り | 1カ月分無料 | ||
最低契約期間 | 半年 |
||
法人登記 | 可能 | ||
口座開設 | 可能 | ||
銀行紹介制度 | みずほ銀行青山支店、GMOあおぞらネット銀行 | ||
郵送物の転送 | 可能 | ||
郵便物の転送頻度 | 週に1回 | ||
郵便物の転送料金 | 100gまでは無料、100gを越えると実費負担 | ||
会議室の利用 | 店舗により料金が異なる 全国どの会議室も利用可能 |
||
マイページ | 有り | ||
来客対応 | 可能 | ||
電話の転送 | 不可 | 03・050番に無料で転送 | |
共有FAXの転送 | 不可 | 03・050番でPDFをメールで無料転送 | |
電話の代行 | 不可 | 不可 | 1コール220円 |
基本プランに追加して利用できるオプション
- 記帳代行サービス
- スポット電話秘書代行サービス
- 専用FAX転送サービス
- ホームページ制作サービス
- 名刺・ロゴ制作サービス
- 創業支援・創業融資
- 法人登記代行
上記のオプションは人によって目的も利用頻度も異なるかと思われますが、創業支援・創業融資と法人登記代行は最も利用頻度が高いと考えられます。
創業支援については、東京都にも起業する場合に創業支援助成金を支給してもらえる制度がありますが、これは申請要件に該当しないと申請することができません。
決済方法
4カ月目の料金からカード決済可能。
ワンストップビジネスセンターを他社サービスと比較してみた!
ワンストップビジネスセンターの料金プランが高いか安いか、良いか悪いかの判断材料として他社サービスと比較するという方法が有効です。
競争の激しいバーチャルオフィス業界ではどの業者も日々料金プランの改定やサービスの見直しが繰り返し行われており、有名バーチャルオフィスであるワンストップビジネスセンターは常に比較対象とされます。
もしも今ここでワンストップビジネスセンターを他社バーチャルオフィスと比較するとすれば、karigoとGMOオフィスサポートほど比較対象に相応しいバーチャルオフィスはありません。
この2社はともに全国展開型のバーチャルオフィスとして店舗拡大しており、料金プラン・サービス内容を比較することでワンストップビジネスセンターの特徴を理解する手段として最適です。
下表はワンストップビジネスセンターのエコノミープランとkarigoのWHITEプラン、そしてGMOオフィスサポートの週1回転送プランを比較した内容です。
ワンストップビジネスセンター | karigo | GMOオフィスサポート | |
プラン名 | エコノミープラン | WHITEプラン | 週1転送プラン |
初期費用 | 10,780円 | 5,500円~ | 0円 |
月額 | 5,280円 | 個人:3,300円~ 法人:4,700円~ |
2,750円 |
最低契約期間 | 半年 | 1年 | 1年 |
登記利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
法人口座 | 〇 | 〇 | 〇 |
銀行紹介制度 | 〇 | × | 〇 |
郵送物の転送 | 週に1回 | 週に1回 | 週に1回 |
郵便転送料金 | 100gまで無料 | 実費負担 | 150gまで無料 |
会議室の利用 | 〇 | 地域によっては可能 | × |
会員サイト | 〇 | 〇 | 〇 |
来客対応 | 〇 | × | × |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ワンストップビジネスセンターのメリット
ワンストップビジネスセンターは同業他社と比べて店舗の数が圧倒的に多いです。
これは都内に限らず地方に多数の店舗を出店しているで、地域のニーズにも応えることができます。
また、バーチャルオフィスの住所は必ずしも東京の一等地の住所だけが求められているわけではありません。全国47店舗という選択肢の多さは間違いなくメリットだと言えます。
ワンストップビジネスセンターは各店舗ごとにレンタルスペースを提供する会社と契約しており、バーチャルオフィスの契約者は2,000円/時間で利用できるようになっています。
ほぼ全ての店舗で会議室の利用が可能な体制を提供しているバーチャルオフィスはワンストップビジネスセンターを除くと高級バーチャルオフィスくらいしかありません。
そして、あらゆるバーチャルオフィス業者の悩みの種である、法人登記したあとの法人口座の開設について、ワンストップビジネスセンター青山本店の契約者に限り、みずほ銀行青山支店の専用受付窓口を紹介してもらえるという強力なサポート体制を備えています。
もはや、銀行口座の紹介制度があることは、バーチャルオフィスとしてメジャーになれるかどうかの登竜門的な課題になっているといっても過言ではありません。
その他、Karigoなどでも見られますが、創業支援や設立登記の代行サービスがあるのも重宝されます。会社の法人登記に関わる手続きはかなり煩雑で時間がかかるので、自分でやらず司法書に代行手数料を数万円払うことで手続きを済ませることが可能です。
ワンストップビジネスセンターのデメリット
DMMバーチャルオフィスやレゾナンス、GMOオフィスサポートの料金プランと比べると基本料金は高めの設定になっていることは否めません。
資本金が少ないことからそれほどお金をかけて良い物件ばかりを借りているとも思えませんし、そうでなくても値段相応のサービスなのかどうかわかりません。
全額返金保証があるのでよほどのことであれば即解約することも可能ですが、できればそうしないで済むようにあらかじめメリットを強調して、料金面以外のデメリットがほとんどないことをアピールして欲しいです。
また、創業支援のサービスも用意されていますが、47店舗も管理しているなかで東京のインキュベーション施設に指定されている物件が1件もないというのは少し残念です。
なお、ワンストップビジネスセンターの他に法人口座の開設に有利なバーチャルオフィスや会社設立代行を請け負っているバーチャルオフィスをお探しの方は下記の関連記事が参考になります。
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